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ICAAS プレジデントからのメッセージ

私は2008年1月1日に、国際アミノ酸科学協会 (ICAAS) プレジデントへの就任を依頼されました。ICAASは、ヒトが食料として使用することに特に重点を置いた場合のアミノ酸の安全性、品質、使用方法等、あらゆる関連事項を科学的に調査・解決することを目的としています。ICAASが体内のアミノ酸代謝に関する情報を規制機関に提供することで、事実上、規制が機能しているため、ICAASは極めて重要な役割を担う不可欠な科学諮問組織であり、私はこの役割を喜んでお引き受けしました。そして私の関心は特に、こうした科学諮問機関としてのICAASの役割にあります。ICAASは研究助成金やワークショップを通じて、食品へのアミノ酸の使用に関するすべての規制が健全な科学を基礎としたものであり、そして何よりも最善な状態であるようにサポートしていくという重要な役割を果たすことができるのです。こうした状態が実現するには、専門家による助言が得られやすいだけでは不十分であり、大切なのは、専門家の助言が適切なタイミングでリスク管理者に注意を促すことなのです。リスクガバナンスの分野において、ICAASのような組織は極めて重要な役割を担っているのです。

また、ICAASではアミノ酸に関する有用な情報を一般の人々に提供することにも注目しています。アミノ酸は栄養補助食品において重要な役割を果たしていますが、一般の人々は体内でのアミノ酸の作用や社会集団に対するアミノ酸補給の潜在的なメリットに関して、分かりやすく独立した情報を必要としています。消費者の動向に合わせた情報提供はICAASにとって新たな活動分野であり、時間をかけて進めていく予定です。健康的な食事の問題に関して、サプリメントの重要性は質の悪い食生活を送っている地域だけの問題ではありません。アミノ酸のサプリメントが果たす機能は先進国においてもやはり重要なのです。

最後になりましたが、ICAASではアミノ酸製品の品質規格の策定に向けた作業計画を有しており、リスクガバナンスの基準が存在し、かつその機能の重要性が証明されている場合において、消費者や産業界に対して製品の安全性、効能、品質を保証できるようにすることを目標にしていることを申し上げておきたいと思います。